ダイアモンドプリンセスクルーズ旅行記⑭7日目:長崎港(出島)

【公式】出島〜dejima〜 (nagasakidejima.jp)

徳川幕府の命により築造された人工の島「出島」。今は国指定史跡「出島和蘭商館跡」として観光施設になっています。
江戸時代には海に浮かぶ扇形の原形だったそうですが、明治に入って役割を終えた出島の周囲は埋め立てられてその姿を消しましたが、戦後になって長崎市が出島の復元整備を開始し、現在では建物や景観が当時の姿を取り戻しました。

出島入口の向こうには別世界の雰囲気が広がっている

出島の建物は、時期として①鎖国時代、②幕末(開国時)、③明治時代、と分かれていますが、一番盛んだった鎖国時代の頃の建物が多いです。

出島のジオラマ。1/15サイズで全体が見渡せるようになっている

見どころは、オランダ商人の住居や応接室だと思います。建物の外観は伝統的な和風建築ですが、内部は外国仕様になっていて、良い感じの和洋折衷となっています。

オランダ商館のカピタン部屋

「カピタン」とはオランダ語で、英語にするとCaptain。カピタン部屋の内装は、基本は畳の和室なのですが、天井や壁には様式の壁紙が貼られており、ダイニングセットやシャンデリアも良い感じに融合しています。

出島の中央にある旧石倉(考古館)と新石倉(総合案内所・出島シアター)は、その建物自体も素敵ですが、中が資料館やミニシアターになっているので、ゆっくり見学出来ました。

旧石倉(考古館)の展示品(コンプラ瓶)

「コンプラ瓶」は出島から日本の醤油や酒を輸出する際に瓶詰にした陶器瓶です。何とも言えないアンティーク感があって素敵です。実際にヨーロッパではアンティーク品で蚤の市などで取引されているようです。

出島やグラバー邸には、鎖国時代に貿易をしていた連合東インド会社(オランダ語: Verenigde Oost-Indische Compagnie、略称VOC)デザインのグッズがお土産として販売されています。実際に当時は大量の肥前焼のVOC陶磁器がヨーロッパへ輸出されていたそうです。復刻版もかなり可愛い!

お土産に買ったVOCマークの醤油さし

出島を出るともうお昼の時間をだいぶ過ぎてしまっていました。

長崎と言えば…「長崎ちゃんぽん」とトニーは言うので、事前に調べていたお店に移動しました。続く。

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