オロビル湖を後にしてChicoという町に到着。
この町はビール工場でとても有名です。カリフォルニアに住んでいる日本人のお友達もこのビールが好きな方が多い気がします。名前からするとネバダ州かと思ってたけど。。
日本でも割とお馴染み「シエラネバダ」のビール工場です!!http://www.sierranevada.com/辺りには何ともいえない麦の香りが。。。一応ツアーの予約をしていましたが、早めについたので前の周回に参加する事が出来ました。ツアーは1時間の工場見学と30分の試飲でなんと参加費無料!!!ビールに使っている麦のローストと種類の違いで味が変わってくるそう。
ローストが強ければ黒ビールのような香ばしい味になるのですね。ホップも種類によって香りが全然違いました。シエラネバダ工場内で収穫されたホップとワシントン州からのホップ。どちらも香りが良い。収穫後、冷凍室で保存されます。
大きなタンクの部屋にやってきました。このタンク内で細かく砕いた麦芽を温水と混ぜ合わせます。適度な温度で、適当な時間保持すると、麦芽の酵素の働きででんぷん質は糖分に変わり、糖化液の状態になります。その糖液を試飲。黒砂糖のお水のようなあまーい味。でも何となくビールの味もする気がする・・・。糖化液にホップを混ぜ、更に今度は発酵の過程に進みます。泡のような酵母によって発酵させると7~8日の間に酵母の働きによって、麦汁中の糖分のほとんどがアルコールと炭酸ガスに分解されます。エールとラガーっていうのは酵母の違いにあるんですって。。知らなかった。ボトリングの作業。土曜日にも関わらずフル稼働。ちなみに工場の従業員は日本と違いユニフォーム等はなくアロハシャツのようなカジュアルウェアで楽しそうに仕事をしていました。ツアーのお兄さんが余談で、従業員は2週間に一度の給与の他に、ビールも1樽貰えるんだよ、と。現物支給か笑)。工場はグリーンエナジー最先端という感じで、屋根には全てソーラーパネルも設置されており、エネルギー効率の仕組みも説明してくれました。
最後はお待ちかねの試飲タイム。8種類のビールを比較試飲していきます。アルコール度数(ABV)と苦味度数(IBU)が数値で表示されていて、進むごとに高くなっていきます。最近流行のIPA(Indian Pale Ale)。
コレって何なの?って質問したら、元々はイギリスの植民地だったインドはとても暑く、普通のビールではすぐに悪くなってしまうので、アルコール度数を上げてホップを沢山入れてその香りを強くしていた。だそうです。
試飲が全部終わると、最後にキーホルダーとポスターのおまけ付き。なんという太っ腹なツアー。隣のお土産コーナーで運転手且つ子守担当のトニーにケースでお土産を購入しました。