日々徒然 帰国後のカウンターカルチャーショック Reverse Culture Shock (Re-entry shock)

帰国して1ヶ月。

渡米中会えなかった親戚や友人に再会出来てとても嬉しかったし、もちろん日本に帰ると何気ないスーパーやファミレスのご飯ですらとてつもなく美味しく感じる。同じように料理をしたって、使う素材(野菜やお肉)が違うからなのか、全く違う味に仕上がる。グルメでいうと自分達はやっぱり日本人だなと感じる。ああ、帰国してよかった!!SONY DSCこんな素晴らしい料理が10ドル以下でしかも、あんな最高のサービスにも関わらずチップを払わないとは・・・奇跡としかいいようがない!!

と思う反面・・・。

何か大きく感じる違和感。

私達家族にも大きくのしかかったもの、それが所謂カウンターカルチャーショックというものでした。全てが遅くて非効率に思えて、自由じゃない。色んなしがらみに縛られるような感じ。。どこに行っても狭くて、子供をつれていると気を使うことが多く疲れてしまう。私だけではなく、トニーも会社で少なからずこの感覚はあったようですし、子供達も、特に保育園に通いまじめた長女からは色んな不満が出てきました。。

数ヶ月経つと徐々にその感覚にも慣れていったのですが・・・本当に精神的には大変でした。。

そんなとき、週末に家族で訪れた鎌倉のお寺が妙に美しく、心を落ち着かせてくれました。5歳の娘も夫も同じような感覚だったようです。SONY DSC自分達の育ったカルチャーにショックを受けるのは、プラスにもマイナスにも大きくなってしまうのかもしれません。SONY DSCまだまだ寒い3月でしたが、桜や梅が咲き始めていて、心が少し晴れたような感じ・・・。

あと、カウンターカルチャーショックへの対処として有効なのは、やはり同じような体験をした友人と会って話をすることです。同じようにベイエリアで過ごした日本人の方は少なくないので、会ってそのことを共有出来たときは、随分救われたような気分でした。

誰かが言っていました。コチラ(ベイエリア)の生活を楽しんだ人ほど、帰国後のカルチャーショックは大きい、と。悲しい話だが、コチラ(ベイエリア)では家族との時間が十分にあるけれど、母国(特にアジア圏の方)に帰るとその家族の時間に大きく変化が起きることが多く(具体的には仕事への拘束時間が極端に長くなるという事ですが)その結果、離婚や精神的に参ってしまうケースも多いとか。

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