帰国後の旅行編 ベトナム旅行⑮ ダナン 世界遺産フエ日帰り観光 その2:ティエンムー寺院とカイディーン帝陵

フエ王宮を出てランチ休憩の後は体力も回復したのでフエの見どころを数か所行ってみることにしました。小雨になってきたようです、このまま止んでくれれば良いけど。。

ティエンムー寺院 ( Chùa Thiên Mụ)

1601年に建てられた、フエで最も古い仏教寺院です。フエ市内に流れるフォーン川に近い丘の上にあります。https://maps.app.goo.gl/EJtX46zLzwmFMrhLA

日本で言うと江戸時代が始まった頃ですね。この頃このフエを支配していた広南国(グエン朝/阮朝の前身)は日本とも朱印船貿易の相手先でした。※教科書にも載っていた江戸の象ブームの白い象は広南国出身だそうです

最初は簡素なお寺だったと言いますがその時代の皇帝達が拡張、増築してきたという事で段々と立派な今の形になったそうです。

お寺の本殿までの階段が結構キツイ・・・。

トゥニャン塔(慈仁塔)。高さ21mの八角形の塔。これは1845年建立。

この寺院のシンボル、トゥニャン塔は1845年建立なので、日本で言うと明治維新位ですかね。。

本殿の前の庭。

塔を過ぎると本殿っぽいものが。大雄殿(ダイフン殿)、その奥に六角大鐘楼・六角碑亭があります。大きな鐘や石碑があります。これらは1700年位に建立。

正門。

カイディン帝陵 (Lăng Khải Định)

ここも階段が大変な観光地でした。

グエン王朝の第12代皇帝カイディン帝(在位1916~25)の陵墓です。日本は大正時代の頃です。ここはフエ市内から少し離れていて(10㎞)辺りは静かな雰囲気の場所です、車で15分程で到着しました。

駐車場の前にカフェもあって少し休憩も出来ました☕

日本でも金比羅山、久能山東照宮など石段が辛いところはありますが、ここはそんな感じ。130段位なので数はそんなにでもないのですが、急だし手擦りが無く、かなり危ない感じです。雨はだいぶ小雨になってはきましたが…

階段を上がった先に入場口が。

何十段か上がってチケット売り場、それに売店のようなものもありました。

ここから、また階段を上がります・・

文官・武官の石像です。靴をはいてないし、背も低いですね。

ここから、まだ階段を上ります。。

登り切ったら、礼拝堂とお墓の大きな建物が現れます。建物は中華風のような、西洋風のような、、歴史の通り色んな文化が交錯したベトナムらしい仕上がりです。

中に入ってみると・・

壁、天井、至る所に色鮮やかなモザイクタイルが施されていています。陶器・ガラス等、色んな素材が使われています。中心の皇帝像には金箔が貼られています。この9m下に遺体が安置されているそうです。

ゴージャス過ぎるお墓。静かな山の上なのに・・落ち着かない感じの内装(笑)

礼拝堂内にはカイディーン帝の写真も飾られています。幼い頃から病弱だったカイディーン帝はフランスの後押しで即位したという経緯があり、この時代はフランスの影響力が強まった様です。結核により40歳という若さで崩御。

カイディーン帝の生前の写真。

カイディーン帝の崩御の後、彼の息子であるバオダイが最後の皇帝となります。ベトナム民主共和国が成立した後もバオダイはその元首となるのですが、間もなくフランスへ亡命することになってしまいます。

あとがき(フエ日帰り観光を終えて)

フエの王宮や帝陵は世界遺産だけあって見ごたえはありました。まだまだ復興の途中という印象ではありますが、逆にそれがベトナムの歴史を生々しく感じさせたような気もします。

フエ観光に1日コースで車を手配したので時間内で色々アレンジくれました。ダナンからフエまでは片道2時間以上かかるので、快適な大型車(ミニバン)を探して手配したのは良かった気がします。Hoi An Private Car Company – ENGLISH SPEAKING DRIVER (hoiantravel.com.vn) 

ドライバーさんは英語が話せなかったので、コミュニケーションには少し苦労しましたが、携帯の通訳アプリを使ってくれて何とか大丈夫でした。多分Grabよりはコスト高だったと思いますが、何せ大型車がGrabには無かったので… でも大型車1台の手配1日1万5千円だったのでツアーに参加するよりは断然安かったと思います。

でもベトナムの歴史とかを事前学習するのは難しいから、値段を気にしなければガイド付きツアーの方が満足度は上がる気はする…。

フエの日帰り旅行を終えて、ダナンのホテルで一息。

明日はホイアンに日帰り観光です! 続く。

カテゴリー: 旅行 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


× 6 = 五十 四