帰国後の旅行編 ベトナム旅行㉒ ハノイ市内観光(2023年元旦)その3:文廟

ハノイの市内観光ツアーに参加して、3か所目は文廟(ぶんびょう)です。

1070年に儒教の開祖また学問の神様である孔子を祀る為に建立された廟で、1076年にベトナム国内初の大学・国子監が置かれ、官僚の登用試験「科挙」も行われていました。その後700年間に学者や政治家等を輩出したそうです。

日本でいうところの太宰府天満宮ってところですね。この日も学生が合格祈願や卒業記念に訪れていました。

文廟(Văn Miếu)

文廟門からスタート。

ここは、文廟門→大中門→奎文閣→文廟(大聖殿等の孔子関連)→国子監(大学)と奥につながっています。

大中門。

大中門の上に鯉の飾りがあります。これは中国歴史書にある「登竜門」の由来である伝説をモチーフにしたもので、厳しい科挙に挑む者達と重ね合わせたものだそうです。

大成門の奥にあるのが、孔子の祀られている文廟。

池の両側には82の石碑『進士題名碑』が並んでいて科挙に合格した人の名前が記載されています。相当合格するの難しかったんでしょうね・・。

文廟内では合格祈願のお守りも販売されていた

大聖殿へ入る前の拝殿に亀に乗ったと鶴の像があります。その鶴のお腹と亀の頭を撫でるとご利益があるといわれています。相当数の若者が触っていたので合格祈願的な感じなのだと思います。

国子監大学の先生、Chu Van An(チュー・ヴァン・アン)の座像

ベトナムでは1919年まで科挙をやっていたそうで、国子監の大学当時の写真も残っています。

<文廟>:Temple of Literature, Hanoi – Wikipedia  ※公式サイトは落ちてた(笑)

ツアーバスに乗り込み、移動してハノイ中心街でランチタイムです。

旧正月(テトというらしい)に向けてお正月飾りを売りまくっている通りをバスで通り過ぎました。赤と金が縁起が良いとされていて、中国とかなり似た雰囲気です。

町中が正月飾りの売り出しで賑やかな感じ

日本と一緒で旧正月の期間はハノイやホーチミンなどの都市から人は少なくなるらしいです。皆田舎に帰省して家族と一緒にお祝いするんだそうです。

ツアーはベトナム料理のランチ付。うまからず、まずからず。

同じツアーに参加していたインド人夫婦は、ベジタリアン対応をしてもらっていました。ちょっと見ると『あら、それも美味しそうね』って感じ。私もそれにすれば良かったかしら・・

ランチを終えて、次は「ホー・チ・ミン廟」に向かうとの事です。続く。

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