今回のベトナム旅行、ホーチミンシティ→ダナン→ハノイ、正直ここまでベトナムが社会主義国とあまり意識してこなかったのですが、ここに来て強く意識する事になりました。
ホーチミン廟
この雰囲気・・・ロシア・中国・北朝鮮・にかなり似た感じです。
ツアーバスで入場し、ホーチミン廟の前に広がるバーディン広場を進んでいくのですが、結構な距離、320メートルもあるそうです。バーディン広場は、ホーチミン大統領が1945年9月2日にベトナム民主共和国の独立宣言を読んだ場所です。
ホーチミン廟の中には(冷凍保存された)遺体が安置されているそうです。ロシアのレーニンも同じように保存されているらしいので参考にしたんですかね・・
中に入ってみたかったんですが・・時間外の為、見れず💦
<ホーチミン廟>Trang tin điện tử Ban quản lý Lăng Chủ tịch Hồ Chí Minh (bqllang.gov.vn)
見学時間: ※下記の時間帯は建物の中に入れる時間です
4月~10月7:30~10:30(土日祝は11:00まで)
11月~3月8:00~11:00(土日祝は8:30~11:30)
定休日:月曜・金曜・祝日 ※6~8月はメンテナンスのため閉館
入場料:無料
ホーチミン廟の周辺には、他にも見どころが多く、ホーチミンの家(晩年住んでいた場所)、博物館、一柱寺、大統領府、、等。
ツアーでは一柱寺を観覧しました。こじんまりしていますが、特長あるお寺です。11世紀李王朝時代に建立されたものです。
一本柱で支えられ、池に浮かぶ蓮の花のような一柱寺・・・の写真を撮り忘れてしまいました。。
ホアロー収容所
ツアーバスはホーチミン廟を後にしてハノイ駅近くの結構賑やかなエリアに到着しました。賑やかな街の中にある、フランス植民地時代に建てられた牢獄、ホアロー収容所です。
黄色い外観はとても楽し気な雰囲気すらあるのに・・・中はとんでもなく恐ろしい場所です。
ココ、小さな子供には絶対にお勧めできません・・・
建物内には当時の収容所の雰囲気がそのまま残されており、拷問器具・ギロチン等もあります。ただ、大人は戦争の悲惨さに向き合い、平和な世の中を守っていく義務があるのでこういった学習場所は必要とは思います。
でも、、生々し過ぎて怖い。。
その後、ベトナム戦争時中はアメリカ人の捕虜を収容する場所にもなっており「ハノイ・ヒルトン」と別名が付けられました。この時に収容されていた中には政治家のジョン マケイン氏も居たそうです。
ツアーガイドに拠ると、アメリカ人収容所時代はフランス植民地時代と比較すると、アメリカ人捕虜にそこまで酷い扱いはしていなかったとの事です。(ベトナム側の言い分なので分からないですが)そういう意味でも「ハノイ・ヒルトン」というあだ名になったのだとか。
<ホアロー収容所>Home page – Hoa Lo Prison relic
住所:https://maps.app.goo.gl/63Fn6ZoqW5QTUwj87
営業時間: 8:00 ~ 17:00(土日祝日共に)※定休日なし
入場料:30,000VDN
ツアーバスでホテルまで各々送ってくれて、これでツアーは終了でした。
あとがき
ハノイはベトナムの首都なので政治の中心地となっており共産圏の特色も強かった印象です。一方で最初に訪れたホーチミンは経済都市で国際色も強かったので、対照的でした。
ハノイ市内観光ツアー、歴史が好きな方にはおススメですね。ただ日本ではベトナムの歴史はそんなに詳しく学校で習わないと思うので事前学習をしておいた方がより見識が深まるものと思います。
ベトナムの幾つかのツアーに参加して気付いたのはベトナム人のガイドさんは皆さん親切・勤勉・清貧な雰囲気で、尚且つとっても愛国心が強い。(全員がそうとは限りませんが・・)ツアーに参加する事で彼らの考え方に触れる事が出来るのも魅力の一つだったと思います。
儒教・仏教の教えもあるかと思いますが、外国から侵略され続けてきて、ようやく独立国家を掴み取った、その部分が建国の父ホーチミン氏への尊敬の念と愛国心につながっているのでしょう。
明日はいよいよベトナム最終日・・・なのですが、世界自然遺産であるハロン湾クルーズに出かけます。続く。