翌朝。クルーズ船は一晩で秋田から青森へ進んでいました。朝起きたときにはもう青森国際フェリーターミナルに着岸しており、我々も朝食を終えて下船しました。
クルーズ船を出たら青森歓迎の「ねぶた囃子」が披露されました。「ねぶた囃子」は、ねぶたの山車が前進する時に演奏されるこの曲で、神様を迎える・送り出すという 意味が込められているそうです。何とも小気味いいリズムの音楽です。
フェリー港から青森の中心街は隣接しているので、とても便利でした。そのまま散歩しながら観光する事にしました。トニーは秋田港と同様にレンタカー屋に送迎を頼んでいたのでレンタカーをピックアップして合流しました。
- 青森市文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」
青森港観光の目玉は「ねぶた祭り」なので、少し事前学習をしようと思い、立ち寄りました。ねぶたの家 ワ・ラッセ (nebuta.jp)
昨年(2016年)の大型作品が圧巻でした。各作品は昔の逸話などを元に製作されています。江戸時代後期の画家、松前藩家老の蠣崎波響(かまざきはきょう)の夷酋列像という作品で描かれたものを立体にしています。巨大な立体に仕上がると、その生き生きとした表情がよりリアルになり、すごい迫力です。
ねぶたのルーツは諸説ありますが、小学校の歴史でも有名な坂上田村麻呂なんだそうです。 桓武天皇時代に東北・北海道エリアを平定した征夷大将軍ですが、そのときに蝦夷最大の首長であるアテルイを征伐する為に打った奇策が、「ねぶた」だそうです。明るい松明と楽し気な音楽に敵をおびき寄せて…敵を包囲してしまう、、確かに人を引き付けるような無力がありますね。
お祭り体験コーナーでの「ねぶた囃子」もやってみると結構面白かったです。
その他、お土産コーナーなどで色々見ているとあっという間にお昼の時間になってしまいました。館内のレストランでも良かったのですが、せっかくだから美味しい海鮮丼を食べに車で移動することにしました。
- 青森魚菜センター(元祖のっけ丼)
レンタカーで移動しましたが、お店の前の駐車場はほぼ満車でした。青森市内はそんなに混雑もしていない雰囲気なのに、ここはとても人気の観光スポットのようです。
店内に入るとまず案内所で回数券を購入します。食事券は12枚組2,000円で、1枚券(バラ)170円もあります。市場にある店舗を周って、好きな具材をチョイスしていくという面白い方法です。
各々が好きな具材を選べるので、とても楽しいし、満足感がありました。美味しかった!!
器が発泡スチロールなので少し安い感じになってしまうのと、2階にあるお食事処が混雑していて、落ち着いて食べられる雰囲気では無いのが少し勿体なかった気もします。お祭りの立ち食いや屋台と思って行かないといけませんね。
さあ、そろそろねぶた祭りを見に行こう!!